岩野荒平過去の記憶
こちら、昔の石橋。
荒平のコミュニティセンター(公民館のようなハコもの)に到着した西鉄赤バス車輌。
お?先ほどの橋の近くで待機するバスの写真がありますね。
平成13年3月31日、ここ岳間の多久終点まで西鉄のバス路線が来た最後の日です。
こうやって記録されていたことで、バスが惜しまれたことがわかります。
わたくし平成13年の2月10日入籍、4月15日披露宴でして、
物心ついて以降、バスから最も心が離れていた時期です。
まあ結婚生活は15年以上そこそこうまいこと続いていますので、
当時の選択が間違っていたとは思いませんが、
もうちょいバスにも気持ちを向けていたらよかったなーという後悔はあります。
どう生きていたとて、何かを得るために何かを切り捨てることにはなるのです。
最後の日、桜が満開の中、満員のバスは走りました。
普段から使われていれば廃止になることはなかったのでしょうが、
生活の手段として必要でなくなっていたのですから、やむを得ません。誰が悪いわけでもなく。
消えてゆく際であっても、想いを向けられていたことで充分なのだと思います。
こうやって、また来たいと感じる場所が増えてゆきます。
■荒平の歓待